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妊娠中の歯の治療で注意すべきポイント
2018年01月15日妊婦歯科治療
妊娠中に歯科を受診する場合には、いくつか気をつけたい点があります。安心して治療を受けるためにも、ポイントを確認しておきましょう。
目次
3.ポイント③ 薬が処方された場合には、必ず指示に従って服用する
ポイント① 治療中の姿勢に注意
歯科治療では、長時間同じ体勢を取り続けることになります。妊娠中は、無理な体勢が体への大きな負担になるため、気を付けなくてはなりません。通常治療中は仰向けになりますが、その姿勢が苦しいと感じる場合には、別の姿勢で治療してもらうよう、ためらわずお願いしましょう。
ポイント② できる限り妊娠中期に治療する
妊娠中の歯科治療のタイミングとしては、赤ちゃん、お母さんともに状態が安定している妊娠中期が最適です。その他の時期でも治療は受けられますが、妊娠初期はつわりの影響で口に治療器具が入るのを気持ち悪く感じがちですし、妊娠後期はお腹が大きく、治療するための姿勢を保つのが大変になります。
ポイント③ 薬が処方された場合には、必ず指示に従って服用する
妊娠中の薬の服用は、赤ちゃんに悪影響を与えかねず注意が必要です。妊娠中であることを医師に伝えて処方されているなら、もちろん服用して問題ありません。しかし用量についてなど、服用の方法については必ず医師の指示に従ってください。
ポイント④ 計画を立てて治療をする
妊娠中、出産後は、お母さんの生活状況が目まぐるしく変わります。歯科治療が長期になる場合には、状況が変わって治療を続けられないといったことがないよう、医師と相談しながら現実的な治療計画を立てるよう気を付けましょう。
妊娠中の歯科治療の気になることQ&A
Q.妊娠中の虫歯の治療で部分麻酔をしても大丈夫?
A.歯科治療で使う麻酔は局所麻酔であり、赤ちゃんに悪影響を及ぼす心配はありません。ちなみに歯科治療の麻酔は、無痛分娩の際に使われるものと同じです。
Q.レントゲン撮影はしても問題ないの?
A.歯科治療用のレントゲンは、撮影範囲が小さいこともあり、妊娠中に行っても問題ないです。また、撮影時には専用のエプロンでしっかりお腹を守るので、放射線の影響を赤ちゃんが受けることはありません。
Q.薬を処方されたけれど、飲んで大丈夫?
A.妊婦の方でも、まれに飲み薬が処方される場合があります。妊娠を伝えたうえで医師から処方された薬であれば、もちろん服用して大丈夫です。ただし、用量・用法については医師の指示に必ず従うようにしてください。