顎関節
顎関節症でお困りではないですか?
口が開けれない、口を開くときに音(カクカク、ゴリゴリ)がする。顎(耳の前方)が痛い等の症状はありませんか?
顎関節症とは、これら症状に伴う疾患の総称です。
顎関節症とは
- Ⅰ型 顎関節を動かす筋肉の痛み
- Ⅱ型 顎関節を動かす靭帯の痛み
- Ⅲ型 顎関節をスムーズに動かすための関節円板に異常がある。
口を開閉すると、ジャリジャリ、ゴリゴリと音がする。 - Ⅳ型 下顎の骨の変形や、関節を支える骨に異常がある。
顎関節症の原因
顎関節症の原因は、生活習慣や口腔習慣に深く関わりがあると言われています。
- 本を読むときやテレビを見るときに方杖をつく
- 寝ている時の歯ぎしりや、スポーツや勉強中に食いしばりをする
- 柔らかいものばかり、もしくはかたいものばかり食べている
- 噛み合わせの異常や被せ・差し歯が噛みにくい、歯が抜けている所がある
- 左右の咀嚼に偏りがある
などが挙げられます。
これらの生活習慣や、口腔環境を整えるだけで、ほとんどの症状が改善します。
治療方法
- 行動認知療法(生活習慣の改善)
- 開口訓練(ストレッチ)
- スプリント療法(マウスピース・ナイトガード)
- 理学療法(マッサージ)
- 薬物療法(筋弛緩薬や鎮痛剤の投与)
- 外科処置
症状に合わせ、これらの治療法を組み合わせて治療します。
顎関節症はすぐに完治するわけではなく、再発したり、症状に変化があったりします。
生活習慣の改善や開口訓練、スプリント療法を行い、顎関節症の改善を目指します。
完治するまで気長に治療することが大切です。
※顎関節症の治療のほとんどは保険適用になります。
一部理学療法などは、保険の適用外となります。
詳しくは担当医師までご相談ください。
治療の流れ
- 1問診票をご記入いただきます。
- 2レントゲン撮影・歯列模型の作成
- 3筋肉・骨等、治療箇所の見極め。
- 4患者様に合った治療計画を立てます。
- 52週間ごとにご来院いただき、経過観察。
いびきと睡眠時無呼吸症候群(SAS)
いびきをかいていると、熟睡しているように思われがちですが、いびきは空気の通りが悪いために起こるもので、いびきをかいている本人は、呼吸がしにくいため睡眠も浅く、ほとんど熟睡できていないといえます。寝ている間に気道が塞がれた状態になることにより、いびきは発生するのです。
また寝ている間に呼吸が止まった状態であれば「睡眠時無呼吸症候群(SAS)」の疑いもあります。睡眠時無呼吸症候群とは、肥満・高血圧・糖尿病などと深く関わりのある病気で、いびきが激しい状態と無呼吸の状態が交互に訪れるのが特徴です。1分ほど無呼吸状態が続き、この間、完全に窒息状態となります。この病気を放っておくと、死亡率が5年後20%になるという研究報告があります。
いびきや睡眠時無呼吸症候群対策に、当院ではマウスピースを用いた治療を行っています。気になる方はぜひ一度、ご相談ください。