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妊娠中に歯が痛くなり、治療がすぐに受けられない場合の対処法
2018年04月9日妊婦歯科治療
妊娠していると、歯が痛くなっても、つわりなどの影響ですぐに治療を受けられないことがありますよね。そんな場合の応急処置や痛みを抑えるための方法、さらに、してはいけないことについてまとめてお伝えします。
痛みを抑えるには患部を冷やすこと
妊娠中、歯が痛むけれどすぐに治療を受けるのが難しい時には、痛むところを保冷剤や湿布で冷やすようにしましょう。冷やすと血流が穏やかになり、また神経が麻痺するため、一時的に痛みが和らぎます。
急に冷やすとかえって痛みが増す場合があるので、保冷剤をタオルで包むなどして、徐々に患部を冷やしていくのがポイントです。氷を口に含むのも効果的ですよ。
ツボを押して痛みを和らげる
歯の痛みを和らげてくれるツボのうち、特に効果が高いとされるのが、「歯痛点」と「合谷」です。ぐりぐりと刺激して、辛い歯の痛みを緩和させましょう。
「歯痛点」は手のひらの中指と薬指の付け根のちょうど真ん中の位置にあり、「合谷」は手の甲の親指と人差し指の骨が交わったところから、人差し指側に少しずらした場所にあるくぼみです。どちらも左右両手にあり、痛くない程度にしっかり刺激すると効果的です。
虫歯の穴に食べ物のかすを詰まらせないようにする
虫歯で歯にできた穴に食べ物が詰まっていると、神経が圧迫され痛むことがあります。歯磨きで食べかすをしっかりと取り除き、うがい薬で口をゆすぎ、口腔内を清潔に保つようにしましょう。
食べかすを取る際に、爪楊枝を使うと、患部への刺激となる恐れがあるので、どうしても必要な際には十分に気をつけて使用し、歯ブラシで足りるなら使用しないの方が無難かもしれません。
自己判断で薬を飲むのは危険
いくら痛みが強くても、妊娠中に自己判断で薬を服用するのは危険です。胎児に悪影響を及ぼす可能性があるからです。鎮痛作用のある飲み薬や、痛み止めの塗り薬なども市販されていますが、妊娠中の自己判断での使用は避けてください。
刺激したり温めたりしないこと
歯が痛む際に刺激したり温めたりすると、症状の悪化につながります。長時間の入浴や運動などで体を温めないように。また、アルコールやタバコなどの刺激物は痛みを増強させる恐れがあるので、摂取しないようにしましょう。また、気になって手で触ったり、舌で舐めたりするのも、菌が歯茎に入り込む原因になるため、避けてください。