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歯を失ってからでは遅い!虫歯の原因と正しいケア方法を知って健康な歯を!
2019年03月18日インタビュー
歯のトラブルで、最もオーソドックスなものが「虫歯」です。
虫歯自体は、身近な歯の病気ですが、治療や予防に関しては日進月歩の部分もあります。
今回のお話しは、虫歯の概要とこの病気についての今昔。予防と新しい治療までを、ご紹介していきたいと思います。
目次
- 虫歯に悩む人は多いですが、虫歯になる最大の要因は何でしょうか?
- 【山口院長】最近よく言われるのが、親御さんが虫歯かどうかの遺伝的要素ですが、確かに要因としてあります。虫歯菌の有無だけでなく、生まれつき歯石の付着しやすい人、歯のエナメル質が弱い人もいます。
しかし口腔内の遺伝的要因がなくても、歯磨きがしっかりできてない人が、最も虫歯になりやすいのです。
また、虫歯の治療途中で仮歯を入れた状態で満足してしまい、来院されなくなる患者様がよくおられます。これは仮歯の中で虫歯が進んで、結果的に歯をさらに削ることになりますので、必ず最後まで治療を受けてください。 - 虫歯予防において、普段から心がけるべきことはなんでしょうか?
- 【山口院長】まず何より歯磨きです。食事をしたら、きちんと歯を磨くことです。
理想は食後に歯を磨いて、次の食事まで何も食べないことです。しかし、お仕事の合間などに、ちょっと甘いものをつまみたくなる気持ちもよく分かります。ですから間食しても、その後にしっかり歯磨きをして下さい。
他には、正しいブラッシングができているかどうかも非常に大切です。正しいブラッシングの仕方を教わったことがないという方は、かかりつけの歯科医院でしっかり指導してもらいましょう。
- 虫歯についての考え方は、今と昔で変わってきているでしょうか?
- 【山口院長】山口院長:歯ブラシや歯磨き粉メーカーのテレビCMなどで謳われるようにもなったせいか、患者様の虫歯に対する意識も「治療」から「予防」へと変わってきたと感じます。
今では「食事ごとにブラッシングするのは当たり前」という意識の方も増えてきています。虫歯になって来院された患者様にも、食事ごとに歯磨きすることを勧めています。
ただ、ブラッシングだけではどうしても限界がありますので、定期的に歯科医院で掃除するべきですね。
- 医療は日進月歩ですが、歯科の世界ではどんな進歩がありますか?
- 【山口院長】特に材料の進歩が大きいです。
材料が変わると、それを扱う技術も大きく変わります。具体的な例としては、小さな虫歯の治療後に詰める材料の進歩で歯を削る量が減ったりしています。
また歯を削るドリルも、メーカー各社の努力によって、削りやすくて歯へのダメージも少なくなってきています。
また、当院では神経を取る必要があるほどの虫歯治療でも、最先端の機材を使っています。これにより、高いレベルの治療を全ドクターが施術できます。
麻酔も電動麻酔を使って、なるべく痛みを感じない治療を行えるようにしています。 - 最後に、虫歯になって来院する際に気をつけることはありますか?
- 【山口院長】当院ではご来院の際にアンケートを書いていただいています。
例えば痛みの種類で、何もしなくてもずきずき痛むのか、温かいもの冷たいものは沁みるか、などです。これらは症状を細かく知って病名を定めるのに役立てることと、患者様の希望になるべく沿うためです。希望とは、例えば「こちらの虫歯はすぐ直したいけど、こちらは後日にしたい」といったものがあります。
もちろん急を要するような虫歯であれば、その旨をきちんと説明します。
しかし患者様それぞれにご都合がありますので、無理強いはできません。
なるべくご希望に沿った治療方法や計画を提案させていただきますので、一緒に虫歯のない健康な歯を取り戻していきましょう。 - やまぐち歯科クリニック 院長プロフィール 山口勝道
- 1992年に吹田市江坂で開業し、現在は江坂駅徒歩1分の「やまぐち歯科クリニック」で、できるだけ痛くない・苦しくない・歯をできるだけ残す治療をモットーに掲げ、歯に関するどんな悩みでも相談できる地域の「かかりつけ医」として、日々 多くの患者の治療にあたっている。