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江坂の歯医者として患者さんに心がけていることとは?
2019年01月22日インタビュー
地域医療に尽力し、吹田市江坂の“かかりつけ医”として約26年間治療を続けるやまぐち歯科。江坂はどのような街で、どんな患者さまが多いのか。
また、やまぐち歯科が治療の上で大切にしていることとは。代表ドクター、山口勝道院長に話を聞いた。
- やまぐち歯科は吹田市江坂で開業して約26年になりますね。院長から見て、江坂はどんな街だと思われますか。
- 【山口院長】江阪という街は独特で、いわば小さな国のようなイメージを持っています。御堂筋線に属している江阪駅の近くには商業施設があり、警察署、郵便局、市役所など、自転車で行ける範囲内に生活に関わるあらゆる機関がそろっている。
多くの住宅は住宅街に固まって建ち、そこには公園もたくさんあります。 - 主にどんな人たちが暮らしていますか。
- 【山口院長】患者さんから、「ここ何年かで街の雰囲気がガラリと変わった。治安が良く秩序のあるいい街になった」ということをよく耳にします。
私自身、江阪で25年以上歯科医院を経営してきたわけですが、人・街、双方を観てきて同様に感じます。江阪といえば東急ハンズが代表的な施設になりますが、その周辺にある店舗群は多様なものになってきている。
若い人だけでなく、ファミリー層も多く暮らす街になってきた。という印象ですね。また、この街には本社・支社問わず会社がたくさんあります。大手だとダスキンやエースコックの本社。近郊にもその他企業の本社や大阪支社が点在し、転勤してくる方も多い。
やまぐち歯科に来られる患者さんの中には、東京から転勤で来たと話す方が相当数いらっしゃいます。そのように外から移り住むようになった方々が、街の雰囲気を変えていっていると思いますね。 - 江坂には歯科医院は多いのでしょうか。
- 【山口院長】歯科医院の数は、他と比べて多いと思います。
私もすべての数を把握しているわけではありませんが、近辺だけでも40~50医院はあるのではないでしょうか。医院の数が多い分切磋琢磨が起こり、この地域の医療のレベルは高いと思います。 - 来院される患者さまの層について教えてください。
- 【山口院長】当院は駅から近いという立地もあり、男性・女性問わず会社員が圧倒的に多いですね。
そのため患者さんの年齢層も、30代〜50代が最も多いです。もちろん10代20代や60代以上の方もたくさん来院されます。男女比はほぼ同じぐらいです。ネットで歯科を検索して、駅から近いのを一つの理由に当院を選ばれることもあって、仕事帰りに来院される患者さんが多い。うちは20時まで開院していますが、時間ギリギリまで患者さんが絶えない状況です。
逆に、空いているのは15時から18時頃の時間帯です。曜日だと木曜や土曜が比較的混んでいることが多いです。 - 医院側の体制はどのようになっていますか。
- 【山口院長】当院は治療用のチェアを8台設置しており、患者さんをなるべく待たせないようにしています。
治療対応するドクターは平均して4名、衛生士は夜だと4名、助手と受付が各2、3名という体制で治療にあたっています。 - やまぐち歯科が患者さまをお迎えする上で心掛けていることについて教えてください。
- 【山口院長】当院では、患者さまとのコミュニケーションが最優先事項。私はドクターから受付に至るまで、患者さんが「わかった」と納得されるまで、丁寧に説明するように指導しています。
説明不足だと信頼関係を築けませんし、トラブルの元にもなりますからね。特にドクターには、診療内容について、ポイントをつかんで端的にわかりやすく説明するよう指導しています。例えば神経の治療の場合、「歯をけずって、ヘキを作って、上をあけて、根っこの上部を拡大して、根幹の長さを測って、そこにバーを入れて根っこの治療をします」と説明すると長くなる。
患者さまにとって不要な情報も混ざるかもしれない。そこで、「麻酔をして、根っこの中をきれいにして、薬を入れます」という具合に説明するわけです。当然ですが全ての患者さんに簡単な説明をしている訳ではありません。
求められれば、写真や各種データを使って詳しく説明を行います。 - やまぐち歯科ではどのような診療を多くされていますか。
- 【山口院長】1番多いのが、歯が痛い、あるいはしみるために来院される方々。2番目がクリーニングです。
クリーニングは全体の2割ぐらいで、継続して来られる方が多いです。この地域の方々は、お口の健康に対する意識が高い傾向にあり、1カ月に1度クリーニングをされる方も大勢いらっしゃいます。
歯科医療に関わる人間としては喜ぶべきことがらですが、これに満足せず、より多くの方に歯のメンテナンスの重要性を伝えていきたいですね。 - 今後の目標について教えてください。
- 【山口院長】私は歯科医師になって30年、開業して四半世紀が立ちましたが、今後もから慢心することなく学び続けたいですね。歯科医療は奥が深く、技術も日進月歩です。
ですからスタッフ共々新たな知識を身につけ、技術力を磨き、あらゆるお口の悩みに対してしっかりした治療を提供できる医院でありたい。それが地域の“かかりつけ医”としての使命だと考えます。
またより良い治療のためには、患者さまとのコミュニケーションが欠かせません。わかりやすく丁寧な説明を心がけ、安心して治療を受けてもらえるよう努めたいと思っています。