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インプラント治療は、なぜするの?
2014年10月20日歯科医師
10月18・19日とstraumann社のITIインプラントのベーシックセミナーへ
ITIインプラントは、当院で扱っているインプラントメーカーではないですが、友達に誘われたのと、前からこの会社のインプラントに興味があったので行ってきました。
straumann社は、歴史が長く、様々な分野で活躍している会社です。
歯科業界での貢献は、インプラントの他に、歯周組織再生療法のエムドゲインゲル(当院でも扱っています)などを開発し、歯周病治療など多くの分野でも成果をあげている会社です。
ベーシックセミナーは、これからインプラントを始める人のためのセミナーで、
僕はこれまで、ノーベルバイオケア社、そして当院の扱う、ZIMMER社と受けており、今回が3社目になります。
インプラントの基本的な考え方や、術式はどこのインプラントメーカーもほとんど同じで、
1日目は講義、2日目は実習と2日間のセミナーでした。
1日目も2日目もインプラントの基本項目を再確認でき、初心に振り返れました。
中でも、『インプラント治療はなんのためにするのか?』
の解答が、心にしみました。
『インプラントをすることで、豊かなライフスタイルの向上を目指す』
僕がまだ、インプラントに消極的だった頃に、まさに勉強の支えになった言葉です。
「口腔は内臓の始まり、インプラント治療で咬合を安定に導くことで、内臓疾患の改善を促す。歯科疾患のほとんどが、生活習慣病の一部。脳への刺激を向上し、筋肉を動かし、健康寿命の延命を目指す。」
現在、医療業界では、歯周病や咬合の不安定は、肥満、高血圧、糖尿病などの生活習慣病のほか、脳血管疾患やパーキンソン病などへの関与も疑われています。
元々、咬合治療や補綴治療に興味があったこともあり、この言葉を聞いて、僕の心に火がつきました。インプラント、咬合治療、矯正治療、顎関節治療など様々な分野を習得して、最近では『食育』の勉強に励んでいます。歯科でできる医療は、口腔内にとどまらない、医科医療への貢献を嬉しく思います。
今では、インプラント治療だけでなく、歯内療法や歯周病治療、セラミック治療や矯正治療、顎関節治療まで、全ての診療を、ライフスタイルや健康寿命の向上に結びつけ、
患者様一人一人に合う『幸せ』を追求する治療方針や内容を心がけています。
副院長 本多弘明