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赤ちゃんの歯の成長と虫歯予防
2017年02月6日妊婦歯科治療
赤ちゃんの歯はお腹の中で作られる
赤ちゃんは歯が生えずに生まれてきますよね。
でも、だからといって歯がまったく無いわけではありません。
歯ぐきの下には歯がちゃんとあって、お腹のなかにいるとき既に作られ始めているのです。
具体的には、妊娠7週目ごろ乳歯が作られ始めて、妊娠3ヶ月~4ヶ月で何本かの永久歯も作られ始めます。
さらに妊娠4ヶ月~6ヶ月ごろ乳歯が硬くなり始めて、生まれてくる頃には永久歯が硬くなり始めます。
生まれてしばらくすると乳歯は生えますが、永久歯はその後長い時間をかけて作られていきます。
乳歯の生えてくる時期は赤ちゃんによってまちまち
乳歯の生える時期は、生後4ヶ月で生える子もいたり、1歳になっても生えない子もいたりと、差が大きいものです。
そのため一概には言えないのですが、それぞれの乳歯が生える平均的な時期は次のとおりです。
・生後7ヶ月~8ヶ月ごろ、口の中央部分にある乳中切歯が、上下2本ずつ生えてきます。
・生後9ヶ月~10ヶ月ごろ、その隣の乳中切歯が上2本、生後12ヶ月ごろ下2本生えてきます。
・生後15ヶ月~17ヶ月ごろ、第一乳臼歯が上下2本ずつ、生後18ヶ月ごろ乳犬歯が上下2本ずつ生えます。
・2歳~3歳で一番奥にある第二乳臼歯が上下2本ずつ生え、乳歯20本が生えそろいます。
赤ちゃんの虫歯予防、歯ブラシは1歳からスタート
生まれたときは、歯が生えていない赤ちゃん。
虫歯予防のためのケアはいつ頃、どのようにスタートすれば良いのでしょう?
ポイントは1歳の時にあります。
Point1 虫歯予防のため、授乳は1歳までに
1歳で授乳はやめるようにします。
お乳は虫歯になりやすいため、乳歯が生え始めてしばらくしたら、やめるようにしましょう。
授乳は母乳でも、哺乳瓶でもNGです。
また、ジュースなどの甘い飲み物も避けるように。
Point2 1歳を過ぎたら歯磨きをスタート
歯が生えてきたら、最初のうちはガーゼで歯を拭くようにします。
1歳になる頃には、歯磨きを始めるのが理想です。
ただし、習慣づくまで、歯磨きを嫌がる子が大半です。
習慣づけを第一に考え、無理に歯磨きをさせず、楽しく磨ける工夫をするよう心がけることが大切になります。
また、虫歯予防のためには、赤ちゃんの口のなかをよく観察することです。
どこの歯が生えてきたか、どこか汚れていないか、しっかり見ておくようにしましょう。