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最新技工マシーン
2014年10月28日歯科技工士
みなさん、こんにちは。
日々模型と奮闘中の、やまぐち歯科クリニック専属の歯科技工士、深堀です。
ドクターブログの開設とあり、最新の技工について紹介します。
私はドクターではないですが…(笑)
歯科医療の進化に伴い、歯科技工も大きく進化を遂げています。
マテリアル(材料)は、より天然歯のように綺麗な歯や、より天然歯に近似した材質など、
様々なマテリアルが登場しています。
また、金属鋳造時の誤差を限りなく抑える『全自動鋳造機』や、コンピューターで印象を読み取る『CAD-CAMシステム』など、技工技術も進化しています。
今回は、その進化した技工技術の中から、
セレックシステム
を紹介します。
『セレックシステム』は、シロナ社が開発したセラミック系CAD-CAMの最新技工マシーンです。特殊なスキャナーで模型を読み取り、コンピューター上で模型製作や技工設計、咬合調整などを行い、マテリアルブロック(専用の材料の塊)を削って、補綴物の作製まで、ほぼ全ての項目をこれ一つで作製します。
選択できるマテリアルは、ジルコニア、エンプレス、E-max、ハイブリッドレジンなど、
幅広く対応しており、ほとんどのセラミックがこれひとつで作製できます。
コンピューター上で設計し、認定既製品のマテリアルブロックの削り出しで作製するため、ジルコニアに限らず、エンプレスやE-MAXも、安全でより耐久性のある技工物が作製可能となりました。(上記写真の青く光っている中で技工物が作製されます。)
また、コンピューター上での設計時には、反対側同名歯やその前後の歯の形態から、患者様一人一人に合った形態を再現し、対合歯との噛み合わせや隣の歯との歯間の強さなども、調整が可能で、より天然歯に近い状態の補綴物が出来上がります。
現在、私は月に1度、東京開催の『メタルボンド・オールセラミック』の講習会に行ってます。
歯科医師も歯科技工士も衛生士も、大学や専門学校を卒業してからのほうが、勉強することは多いと感じます。常に、最新・最先端・綺麗で丈夫な歯で、患者様に喜んでいただける歯を作製していきます。よろしくお願いします。
デンタルラボフカホリ(DLF)
歯科技工士 深堀
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