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インプラントの実際 —治療全体の流れ—
インプラントは、約2ヶ月から6ヶ月の期間をかけて治療を行います。
では、治療は実際どのようにして進んでいくのでしょうか?
やまぐち歯科で行う治療の初診から終了まで、全体の流れをご紹介します。
治療の流れ①カウンセリング
インプラント治療でまず初めに行うのがカウンセリングです。
患者さまにより、歯に関する問題や治療に対する要望、仕上がりの好みは大きく異なります。
そのため、治療を開始する前に、患者さまのお話をよく伺い、希望をしっかり把握することが大切です。
そのうえで治療手順や方法、治療期間、費用など治療全体について詳しく説明します。
質問にもお答えして、疑問や不安が残らないようにすることも欠かしません。
治療の流れ②精密検査
カウンセリングの次は、精密検査です。
顎の骨の状態や形状、構造、血管や神経などをレントゲンやCT検査などで精密に把握。
顎の骨にインプラントを埋められるだけの量と厚みがあるかを調べ、インプラントを埋め込む位置や角度、深さを決めます。
さらに、口腔内検査で顎や歯肉、噛み合わせの状態、虫歯や歯周病のチェックなどを診ます。
虫歯や歯周病があればインプラント治療に取りかかる前に治療して、口腔内環境を整えます。
治療の流れ③診断と治療計画の決定
検査の結果と患者さまの治療に対する希望から、インプラントの本数や種類、サイズ、埋める位置を決定し、詳しい治療計画を立てます。
治療計画は、安全な手術を行い、思い描く仕上がりを実現するためにもとても大切な作業です。
治療計画の大切なひとつに、構造計算があります。
患者さまにとっての理想の歯並びや歯の形というのはたった一つしかないもので、それを導き出すために役立つのが、構造計算です。
構造計算で得られたデータをもとに、設計図を起こしていきます。
インプラント治療は、大掛かりではないものの手術をともないます。
そのため、医師が病状や治療方針を説明し、患者さまの同意を得るためのインフォームド・コンセプトが必要になります。
このインフォームド・コンセプトも、治療計画が定まった後に行います。
治療の流れ④手術
いよいよ手術です。歯ぐきにインプラントを固定し、そこに人工歯を着けます(手術の詳しい方法については、また別のコラムで)。
手術が終われば、その日から食べ物を噛むこともできます。
治療の流れ⑤メンテナンス
インプラントには、メンテナンスが欠かせません。
正しいケアを行えば、インプラントは半永久的に使えるもの。
ご自宅でのケアに加え、歯科医検診をしっかり続けましょう。