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お母さまの歯科治療で、生まれてくるお子さまに健康な歯をプレゼントできる!?

2017年03月1日

妊娠中から、お腹の中の赤ちゃんの虫歯予防ができることをご存知でしょうか?

 

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には、虫歯菌は存在していません。

 

しかし、お母さまが口移しで食べ物をあげたりすることで、お母さまの唾液とともにお子さまの口の中に虫歯菌が入ってしまい、お子さまが将来虫歯になってしまう可能性を高めてしまいます。

 

 

お子さまの口の中に虫歯菌が入り込まないように、妊娠中からお母さまがしっかりと歯科治療を行うことで、生まれてくるお子さまの虫歯を予防することができます。

 

その他、近年、歯周病原菌が子宮内に移行してしまうことで、早産や未熟児の原因となっていることも証明されています。

 

お腹の中の赤ちゃんの健康のためにも、妊娠中からお母さまが口の中の環境を整えておくことが大切となります。

 

妊娠中は歯科治療ができない?

 

妊娠中は歯科治療ができないのでは?と思われている方もいらっしゃるかもしれません。

 

時期によってできる治療とできない治療がありますが、ほとんどの治療は行っていただけます。

 

 

歯石の除去や、歯を削って埋めるといった治療は、妊娠中いつ行っていただいても問題ありません。

 

抜歯や、切開をしないといけないような治療は、安全のために安定期である妊娠4〜6ヶ月に行います。

流産しやすい妊娠2〜3ヶ月と、早産の可能性が高まる8ヶ月以降の時期を避けて行います。

 

X線撮影をしても大丈夫?

 

歯科治療を行う前に、口腔内のX線撮影をおこいます。

X線撮影で最も心配されるのが、赤ちゃんが奇形になってしまわないかということではないでしょうか?

 

人が、1日に自然界から受ける放射線量は、7ミリシーベルト(mSv)と言われています。

 

 

当歯科医院のエックス線撮影では、お口全体のレントゲン撮影(1回あたり)で受ける放射線は7ミリシーベルト(mSv)、エックス線CT撮影(1回あたり)では、5ミリシーベルト(mSvとなっておりますので、赤ちゃんに影響のでない放射線量となっています。

 

レントゲン撮影を行う際には、鉛の入った防護エプロンを着用していただくため、赤ちゃんへの直接的な影響もありません。

 

撮影枚数も最低限にとどめていますので、妊婦の方でも安心して治療をうけていただくことができます。

 

麻酔の注射は、赤ちゃんに影響があるのでは?

 

歯科治療の際の麻酔が、赤ちゃんに届いて何か悪影響を与えてしまうのではないか?と心配されている方もいらっしゃるかも知れません。

 

 

歯科医院で使用する麻酔には、「2%塩酸リドカイン」と「3%塩酸プロピトカイン」の2種類があります。

 

「3%塩酸プロピトカイン」は、子宮を収縮させてしまう作用があると言われています。

 

「2%塩酸リドカイン」は、通常の使用量であれば赤ちゃんや人の方に影響の出ない麻酔のため、当医院では、赤ちゃんに悪影響のない「2%塩酸リドカイン」を使用しております。

 

当院では、妊娠中でも安全な麻酔液を使い、さらに危険性を低めるようにしていますので、妊婦の方でも安心して治療をうけていただくことができます。

 

妊娠中の服薬、お腹の中の子供への影響は?

 

妊娠中のお薬の服薬は、お腹の赤ちゃんに影響を与えてしまうのではないか?と心配されている方もいらっしゃるかと思います。

 

 

しかし、強い痛みがあって、食べることができなくなったり、ストレスになってしまうときには、薬を飲む方がいい場合があります。

 

薬が必要と判断した場合には、妊婦の方でも安全性が認められている抗生剤(セフゾンカプル・サワシリンカプセル)や痛み止め(カロナール錠)などの薬を、処方させていただいております。

 


江坂で25年以上、地域の「かかりつけ歯医者」としてご利用頂いております当院では、患者さまの状況をしっかりと把握させていただき、できる治療は妊娠中に行い、出産後の方が良い治療は後に行うようにするなど、医師が適格な判断を行い治療を行っております。

 

その他、当院には、妊婦さまのためのチェアがあります。

お体への負担が少なくなるよう、クッション性の高い作りとなっています。

 

周りの目が気になるという患者さまのために、個室の治療室もご用意しております。

 

 

予約の際にお伝え頂くことで、個室での治療をスムーズに受けていただくことができます。

 

生まれてくるお子さまの健康のためにも、妊娠中からしっかり歯科治療を行って行きましょう。

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