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インプラントの治療費負担を最も抑えるための方法
2018年04月6日インプラント
天然歯のように美しい仕上がりと、高い機能性から人気のインプラントですが、原則保険が適用されず、治療費が高いのが難点です。そこで、高額になる治療費の負担をいかにして軽くするか。医療費控除や個人の生命保険での負担、また、インプラント治療に例外的に保険が適用される場合についてお伝えします。
①確定申告し、医療費控除を受ける
高額なインプラント治療の費用負担を減らす1つ目の手段が医療費控除を受けることです。
医療費控除とは、年間で支払った医療費が10万円を超える場合に、医療費の一部が返還される仕組みです。還付は確定申告により受けられ、具体的な還付金の額は次の計算式で求められます。
還付金= (年間の医療費の合計-保険金などで補填される金額-10万円)×所得税率
例えば、年収が600万円で、年間の医療費が30万円だった場合には、4万円が還付される計算になります。結構大きな金額ではないでしょうか。負担を減らすための有力な方法だといえますね。
②個人で加入している保険で補填
インプラントの治療を行った際には、個人で加入している生命保険などから給付金が受けられる場合があります。これを利用できれば、治療の負担を大幅に抑えることができます。
ただし、インプラント治療が給付の対象かどうかは、加入している保険により異なります。近年では、インプラント治療に対応した保険商品も多く販売されているようです。詳しくは、保険会社に確認するようにしてください。
③分割やローンで治療費の支払いができる場合も
高額なインプラントの治療費。一度に払うのが難しくても、分割やローン払いなら負担が軽くなるのではないでしょうか。
分割やローン払いを受け付けているかどうかは、歯科医院により異なります。医院によってはクレジットカードやデンタルローンを利用できるところもあるので、一度相談してみるといいでしょう。
④健康保険が適用になる場合
先天的に上顎の1/3以上が連続して欠損している場合や、下顎の1/3以上が連続欠損し、かつ病気で切除する必要がある場合などには、保険が例外的に適用となります。ただし、20台以上入院用ベッドを完備している病院での治療に限られるなど、保険適用のためには細かな条件を満たさなくてはなりません。
⑤支払いのタイミングを知る
支払いのタイミングによっても、負担が大きく感じられる場合とそうでない場合があるのではないでしょうか。インプラントの治療費の支払い時期は、手術当日や人口歯の装着時など、歯科医院によりさまざまです。支払いのタイミングを知り、治療費の支払いに備えるようにしましょう。