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インプラント治療に向く人、向かない人
天然歯のような見た目と機能を回復できるインプラントですが、治療には向き、不向きがあります。
どのような患者さまはインプラントに適し、また、適さないのでしょうか。
やまぐち歯科の考えを詳しく解説します。
インプラントはこんな患者さまにおすすめ
◎入れ歯が合わずに困っている人
◎食べ物をしっかり噛んで食べられるようになりたい人
◎天然歯を傷つけずに治療したい人
◎歯の見た目が気になる人
◎前歯が抜けた、あるいは全ての歯が抜けた人
保険診療で作ることができる入れ歯には、素材や仕上がりに限界があるため、口にしっくり馴染まずにお悩みの患者さまは多いものです。
入れ歯で食事が満足にとれない、話しづらい、ぐらついてしまう…
そうお困りであれば、一度インプラントを検討されるのがいいかもしれません。
また、インプラントは天然歯のように見た目が美しいので、特に目立つ箇所である前歯などを失った場合には最適です。
さらにもう一点。
ブリッジのように、治療の過程で健康な歯を削らないくてよいところも大きなメリットでしょう。
インプラントが適さない患者さま
×重度の歯周病の人
×骨粗しょう症の人
×重度の全身疾患、内臓疾患のある人
×若年者
×喫煙者
患部に歯周病があると、歯周病菌がインプラントの周辺組織に感染して、インプラントを損なってしまうことがあります。
また、程度の重い歯周病の患者さまのなかには、骨が薄くなっている方もいらっしゃり、そういった場合には、そのままの状態で治療を行うのは難しく、前提として骨を増やすための処置をしなくてはなりません。
また、重度の骨粗しょう症の方も治療が難しいのですが、治療法を工夫し、治療期間を十分に設けることで治療できる場合もあります。
高血圧、糖尿病、心臓病、肝臓病などの持病がある患者さまも、インプラントは手術をともなう治療法であることから、原則お勧めはできません。
ただし、患者さまの状態によっては治療を受けられる場合もありますので、一度やまぐち歯科までご相談ください。
若年者は、顎の骨が十分に成長していないため、インプラントはできません。
16~18歳以上の方が治療の対象であり、逆に年齢の上限はないので、高齢者の方でも心配ありません。
また、タバコは血管を収縮させるので、手術の傷の治りが悪くなり、感染症にかかるリスクが高まります。
ぜひ禁煙を心がけ、禁煙後に治療を受けるようにしましょう。