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オールセラミッククラウンの長所・短所
2018年03月15日審美歯科
虫歯や外傷で歯の広範囲が失われた際には、修復のためにクラウンで歯を覆います。クラウンにはいくつかの種類があり、オールセラミッククラウンとは、陶器でできたクラウンのことです。天然の歯のような美しい見た目が特徴で、前歯の治療などによく使われます。
この人気のオールセラミックには、どのような長所と短所があるのでしょうか。
オールセラミックの長所
①天然歯のような美しい見た目
オールセラミッククラウンは、透明感がある白さが素材の特徴です。治療では、患者さまの歯の色と合わせたクラウンを使うため、その美しさは、天然歯とほとんど見分けがつかないぐらいです。
オールセラミッククラウンはその審美性を生かし、目立ちやすい前歯の治療や、ホワイトニングで白くできないほどに変色してしまった歯の治療に用いられることが多いです。
②アレルギーの心配がない
オールセラミッククラウンは陶器でできています。一般的なクラウンのように金属製でないため、金属アレルギーの方でも安心です。また長期の使用で金属の成分が口腔内に溶け出すことで、将来的に金属アレルギーを発症してしまうリスクも防げます。
③歯茎が黒ずまない
金属製のクラウンだと、金属の成分が溶け出して歯や歯茎が黒く変色してしまうことがあります。一方、陶器製のオールセラミッククラウンの場合そういった心配がありません。
④変色しづらい
例えば、レジン(プラスチック)製のクラウンは、長年使用すると、唾液の影響で色が変色することがあります。オールセラミッククラウンは、変色しにくく、汚れが付きにくいのも特徴です。
オールセラミックの短所
①治療費が少し高い
オールセラミッククラウンは、保険適用外の治療のため治療費が高く、費用の相場は1本あたり10万円~20万円です。前歯と奥歯で値段を変えている医院もあります。また、セラミックの素材の種類にはさまざまあり、金額や特徴がそれぞれ異なります。治療してもらう医院で治療費の確認をするようにしましょう。
②ジルコニア単体だと、周りの歯を傷めることがある
ジルコニアは硬質で天然歯よりも硬いため、噛み合わせの歯、あるいは周りの歯に直接当たる場合は傷めてしまう場合があります。
そのため、当院ではジルコニア単体で治療するのではなく、セラミックを被覆する治療を行なっております。そうすることによって、歯を痛めないように予防することが出来ます。
③歯科医や歯科技工士により仕上がりが変わる
セラミッククラウンは、クラウンを作る歯科技工士の技術力や歯科医の腕次第で、仕上がりに差が生じやすい治療です。
やまぐち歯科では、経験豊富な歯科医・歯科技工士がしっかりと対応させていただきます。
まずはご相談ください。